子どもが嘘をついたとき、どうしていますか。
多くのお母さん・お父さんは嘘を付くことは悪いことだと教え、子どもを叱ると思います。
では、子どもは何故嘘をつくのでしょう。
理由を考えたことはありますか。
実は、わが家の小学校1年生の娘がよく嘘をつくようになりとても困っていました。
嘘つきになって友達に嫌われたら…
嘘ばかりついて将来が心配…
色々と考えたり本を読んで勉強しました。
そして、実は気にしなくていい嘘と対処しなければいけない嘘があることを知りました。
今回は、
- 気にしなくていい嘘と対処が必要な嘘の見分け方
- 悪い嘘への対処法
- 親がやらなければいけないこと
についてまとめています。
小さな子から小学生くらいまでのお子さんがいる方の参考になれば嬉しいです。
目次
嘘には2種類ある!?
気にしなくていい嘘と対処が必要な嘘
このままじゃろくな大人にならないのでは…
嘘つきはどろぼうの始まりって言葉もあるし、昔からオオカミ少年の話もあります。
嘘をつくことは悪いことなのでやめさせたいって思っているお母さん・お父さんって結構いるんじゃないでしょうか。
私も、嘘をつくことでとても悩んでいます。
子どもが小学校にもなると、子どもの性格や態度などでの悩みが一気に増えた気がします。
嘘はだめ!
そう信じている私ですが、小さい頃のことを思い返すと嘘ばかりついていたような…
まぁ、必要な嘘もありますから(お世辞とかね…)
全ての嘘が絶対にダメということではないのかもしれません。
嘘には
- 気にしなくていい嘘
- ダメな嘘(対処が必要な嘘)
の2種類があると言われています。
気にしなくていい嘘ってどんな嘘
小さな子どもは空想と現実の区別がしっかりついていないそうです。
自分の願望を、あたかも本当のことのように話すことがあります。
このような嘘はそんなに心配いらないし、叱る必要もないのです。
あまり反応せず、聞き流す対応がいいでしょう。
対処が必要な嘘ってどんな嘘
悪いことをしたのに「してない」と言う嘘はきちんと対処しなければいけません。
小学生くらいから問題となる嘘はほぼこの対処しなければいけない嘘ですね。
悪い嘘への対処法
子どもが何故嘘をつくかというと、「仕方なく嘘をついている」ことが多いのです。
叱られるのを怖れて嘘を付いてしまうのです。
なんと嘘を付かないで欲しいと願っている私たち親が子どもに嘘を付かせているということになりますね。
嘘が頻繁になる場合は、叱られ過ぎでいることが多いようです。
こういった場合、嘘を叱れば叱るほど、さらに嘘を重ねる悪循環に陥ってしまいます。
とにかく叱られたくなくて嘘を付いているのですから、仕方のないことですよね。
悪い嘘への対処法は子どもを叱らないことだったんです。
悪いことをしたことを叱るのではなく、まずは正直に話ができるように導いてあげなければいけません。
スポンサーリンク
親がやらなければいけないこと
子どもが嘘を付かないようにするためには、悪いことであっても子どもに正直に話してもらうことができる関係にすることです。
- 子どもを信じること
- 親も嘘を付かないこと
- 根気づよく子どもと話し合うこと
- 本当のことを言えたとき、叱らないこと
まずは子どもを信じましょう
なによりも大切なことは、それが本当に嘘なのかどうかということです。
何よりもやってはいけないことは、子どもの言い分をよく確かめもしないで嘘と決めつけることでしょう。
本当のことを言っているのに信じてもらえなかった子どもはとても傷つきます。
親は誰よりも子どもを信じて、味方であるべきなのです。
子どもが嘘をついているのか、本当のことを言っているのか、たとえ信じがたいことを言ったとしてもまずは子どもの話をしっかりと聞いてあげることが必要でしょう。
お手本は親!
お母さん。お父さんも嘘は付かないようにしましょう
親は子の鏡です。
お手本となる親が嘘を付いていたら、子どもが嘘を付くようになるのは当たり前のことでしょう。
なので、私たち親が嘘を付かないというのは徹底しましょうね。
嘘なんて付いてないよ〜という方、よく思い返してみてください。
例えば、子どもの準備が遅いとき
「なにぐずぐずしてるの。置いてくよ」とか言っていませんか。
これ嘘ですよね。
賢い子どもは親が本当は置いていかないことを知っていたりします。
些細なことでも嘘を言うのは辞めるようにしましょう。
嘘を付いたことを認めるまでじっくり子どもと向き合ってみよう
嘘を付いたことに気付いてこちらから聞いても、なかなか本当のことを言ってくれないかもしれません。
嘘を認めて本当のことを話すには勇気がいりますし、何より叱られることに恐怖を感じているのかもしれません。
「本当のことを言っても怒らないから」と伝えて、子どもが話してくれるのを待ちましょう。
問い詰めるのではなく、ゆっくりと子どもが安心して話をできる雰囲気を作ってあげましょうね。
嘘を付かれて辛いしイライラしているかもしれませんが、ぐっと我慢。
雑談しながらでもいいし、ゆっくりと子どもと向き合って話をする時間を作ることが大切です。
子どもを叱らないで!
本当のことを言えたら褒めてあげましょう
本当のことを言ってくれたら、それがどんな内容であってもまずは褒めましょう。
「正直に言ってくれて嬉しい」
「本当のことが言えなくて辛かったね」
などと声を掛けてあげるのがいいかと思います。
決して怒ってはいけませんよ。
ここで怒ってしまうと、さっき怒らないっていったのに子どもは親に嘘を付かれたことになってしまいますからね。
子どもは、ここまでの過程で嘘が良くないことだと十分に分かっているはずです。
嘘を認めたならば、嘘の辛さにも気付いています。
子どもの気持ちを分かってあげること
親は正直に話してくれた素直な感想(嬉しい、ありがとうなど)を伝える
これを繰り返していくことで嘘が良くないと少しずつ学んでくれるでしょう。