お金の管理をできるようになることは、人生を成功させる鍵といっても過言ではないですよ。
今回は、おこづかい制度と金銭教育について調べたこと、実際に娘へのおこづかい制度を開始したことについてまとめてみようと思います。
将来お金に困らないようにすることは、何よりも大切な教育だと思います。
お金があっても使い方を知らないと幸せにはなれません。
- お金の教育について考えている
- おこづかいをどのように始めたらいいか悩んでいる
- 子どもが何でもかんでも欲しがる
- ものを大切にできない
このようなことで悩んでいるお母さん、お父さんの問題解決の糸口にもなるかもしれませんよ。
子どもとお金について一緒に考えてみましょう。
目次
おこづかいはなぜ必要なのか
うちは今年7歳になったんだけど、まだあげていなくて…
どうせくだらないおもちゃとかガチャガチャですぐなくなるだろうし、まだ先でいいかなぁ?
子どもとお金の問題、悩んでいるお母さんがおおいようですね。
日本人ってお金の話をするのが苦手だと言われています。
たしかに、子どもにお金の心配をさせるのは嫌ですよね。
習い事とか進学とか、子どもがやりたいと言ったことをお金の事情で諦めさせるのは可哀想だなって思ってしまうのが親心。
家計が少しきつくなっても、学業に関することだと、つい「お金のことは気にしなくていいよ」なんて言っちゃいそうです。
(もちろんそれで家計が崩壊することは許されませんから、あまりにも高額な習い事だと代替え案を出しそうですが…)
そんな『お金を気にしない』生活をしていたら、社会人になったときにお金の管理が出来なくて困るかもしれません。
お金は人生をより良く生きるための道具です。
道具であるならば、使い方をしらなければなりません。引用元:お金と上手につきあう子になる育て方
私たち、親は色々なことを子どもに教えますが、お金の使い方を教えているでしょうか?
今回は、子どもにどうやってお金の使い方を教えるかを考えてみましょう。
私がおこづかい制度を始めるきっかけになった出来事
これまでお金の管理はほぼ全て母親である私が行なっていました。
いつかはおこづかい制にして子どもに任せようと思っていましたが、いつから始めたらいいのかなど分からないことだらけで先延ばしにしていました。そんな娘、スーパーやおもちゃ屋さんへ行くときまって「買って〜」と言い始めます。これまで「1つだけだよ」とか「今日はダメだよ」なんて言いながら、娘のおねだりを聞き流していました。
しかし、小学校に入ると
「○○ちゃんが持ってるからないと遊べない」、
「みんな持ってるから買わなきゃダメなの」など、要求がエスカレートしているように感じてきました。
お金がないよと伝えると、
「銀行で出してもらえばいいでしょ」と言うのです!!
なんと娘ちゃん、ATMには無限にお金が入っていていつでもそこからお金がもらえると思っていたんです。
このようなことがあり、やはりお金の教育ってしなきゃいけないな〜と実感したのです。
おこづかいの目的は、限られたお金をどのように使うかを考えることです。
親からすると、おこずかいでろくなものを買わないんじゃないかと思ってしまいますよね。
でも、それでいいんです。
大人が必要ないと思うものでも、子どもにとっては価値のある買い物かもしれません。
買って後悔したりら、それはお金の使い方の勉強になるのです。
自分で選択しながらお金を使うということが重要なんです!
おこづかい制にする前に決めておくこと
おこづかいの認識についてまず、お父さん・お母さんで意見を合わせるために話し合いをしましょう。
親が違うことを言っていては、子どもが混乱してしまいますからね。
まず、話して欲しいことは、
- 金額はどうするか
- おこづかいで何を買わせるか
ということです。
子どもに身につけて欲しいことは、欲しいものがあるときに今すぐ買うのか、諦めるのか、後で買うのかという選択を自分で考えられるようになることです。
なので、これを考えられるやり方にしましょう。
年齢に応じておこづかいから買うものを増やしていき、子ども自身で選択して買い物をするようにしむけるのです。
おこづかいはいつから始める?
小学校入学などを目安に始める方が多いようですね。
ただ、何歳から始めましょうという推奨年齢は色々な本を見ましたが書いていませんでした。
やはり、子どもの成長に合わせて始めるのがいいでしょう。
その目安となるのが
- 子どもに買いたいものが出てきたとき
- お金で買い物ができることを理解したとき
でしょうか。
欲しいものがたくさん出てきたら、家族で話し合っておこづかい制にするといいと思います。
お金は無限に使えるものではなく、考えて使わなければいけないということを学ぶ絶好のチャンスですよ!
おこづかいの金額はどうする?
おこづかいの金額は年齢が小さければ小さいほど、少なくていいでしょう。
例えば、小学校低学年なら文具代込みで1ヶ月500円から1,000円くらいが相場でしょうか。
それより小さい5〜6歳であれば、時間の概念がまだ未熟なので1週間100円など週単位の方がよいようです。
わが家の場合はこうしました
- 1ヶ月に1,000円のおこづかい
- おばあちゃんなどにおこずかいを貰った場合もすべて子どもが管理するが、金額が大きい時は貯金に回すことを提案するなど助言する(貯金したら?は×→お母さんは貯金した方がいいと思うけど等と伝え、決定は娘にゆだねる)
- おこづかいの中から必要な文房具を買う
金額に関しては、各家庭の考えや経済状況もあるので夫婦でしっかり話しあって子どもに提案しましょう。
おこづかいの使い道やルールについて
おこづかい制にするにあたり、子どもと約束をしたことがあります。
それは、友達にお金をあげたり貸したりしないことです。
貸しても返ってこないかもしれないこと
お金はむやみに人にあげるものではないこと
お金の貸し借りで友達と関係がうまくいかなくなる恐れがあることなどを子どもに伝えました。
具体的に、何を子どもに買わせるといいの?
これはわが家の場合です。
基本的なおやつなどは親が購入します。
おやつもおもちゃ付きやプッチンクッキンなどのような遊び要素があるものもおこづかいからにしました。
もちろん、家でみんなで食べられるようなお菓子はおこづかいではなく親が買います。
学校や家で使う文房具も最初に一通りそろえるのは親のお金でしたが、なくなって新しいものが必要な時にはおこづかいで買うように約束しました。
『好きなもの』と「必要なもの』を子どもに選んで買わせることで、お金の使い方を学んで欲しいからです。
注意すること
おこづかいは、子どもが自分で考えてお金を使うことを目的としています。
「それはやめておきなさい」などは禁句ですよ。
あくまでも、子どもに選んで決めてもらってくださいね。
買うかどうか意見を求められたときは、「お母さんは○○の方がいいと思うよ」などにとどめて最終決定権は子どもにしましょう。
また、おこづかいが足りなくなったり、買って後悔していたとしても、それを責めないことも大切です。
失敗を責められると、自分が悪いと分かっていても人は自己防衛の気持ちが働いてしまい、つい言い訳をしてしまうものです。
失敗したことは当の本人が一番痛感しているでしょうから、責めずに失敗してしまった気持ちに共感してあげるのがいいですよ。
間違いを受け入れてもらえた子どもは、次は失敗しないようにと色々考えるようになるはずです!
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小学校1年生の娘、おこづかい制度を始めました
わが家の7歳の娘、おこづかい制をスタートさせました。
金額は1000円です。
買い物に行くたびにおもちゃや本などあらゆるものを欲しがり、
もし買ったとしてもすぐに飽きてしまうことが多かった娘。
どうなっていくのかわくわくしますね〜
初めてのおこづかいは初日でなくなる…
必要なものは先に買おうねとアドバイスすると、消しゴムが小さくなってきたから買うと100均へ。
自分のお金で買うとなるとすごーく悩むようです。
いつもなら一番可愛いものを選ぶんですが、「これは1つで100円だから…」と辞めて、3つ入って100円のものを選んでいました!
他に、鉛筆のキャップとスライムを購入。
もともとお財布に少しお金が入っていたので残り700円程になりました。
その日の夕方、本屋さんへ行くと欲しいおもちゃがありちょうど700円…
散々悩んだあげく全財産を使いおもちゃを購入しました。
娘、なんとおこづかいをあげた初日でおこづかいを使い切ったのですww
「今月もう買うものないから!」
え、今月終わるまであと30日あるけど〜とつっこみたい気持ちを押し殺し、
買いたいものが買えて良かったねと声を掛けれました。
親も努力しないとつい余計なことを言ってしまいますね。
みなさんも気をつけてください。
失敗もすべて勉強ですから!!
おこづかいをあげて変わったこと
スーパーなどでおもちゃつきのお菓子を「買って〜」ということがなくなりました。
「欲しいな〜」と見つめていることはありますが、「お金もったいないもんね」、「これ買うくらいなら違うもの買いたいな」などと、これまででは考えられない発言のオンパレードです。
もうこれだけでもおこづかい制にして良かったと思えたほど!
まだ開始1ヶ月なので今後どうなるか分かりませんが、変化をまたブログで書いていきたいなと思います。
おわりに
おこづかい制度と子どものお金の教育についてのまとめ
おこづかいは制は子どもの金銭感覚やお金の使い方を勉強する一番良い方法だと思います。
親がなんでも買い与え、子どもにお金の心配をさせないということが正しいように思っていましたが、そうしていると、いざ大人になってから子どもはお金の使い方が分からずに困ったことになるでしょう。
小さいうちの失敗は金額も少ないです。
子どもに買いたいものが出てくる、
お金で物を買えるということが理解できるようになれば、お金の勉強を始める時期なのかもしれません。
おこづかいをあげることで、お金の大切さや欲しいもの全て買えるわけではないことも学びます。
初めは失敗ばかりでしょうが、親は怒らず口出しせずに子どもの気持ちに共感しながらアドバイスをするスタンスで関わることも重要ですよ。
小さな子をもつお母さん、お父さん
ぜひ、子どもにおこづかいをあげて盛大に失敗させてください。
その失敗が、将来お金を上手に使えるようになる初めの一歩かもしれませんよ。