私の可愛い娘ちゃん、赤ちゃんの頃から中耳炎に悩まされていました。
小学校に入る頃には聴力の低下もみられるようになり、小学校1年生(6歳)のときに両耳に鼓膜チューブを入れる手術をしたのです。
これまでの経過はこちらの記事でどうぞ
中耳炎が治らない…小学校1年生で鼓膜チューブをいれた娘の0歳から6歳までの経過と入院・手術のまとめ
去年の手術の前には鼻の奥のアデノイドが大きめだけど取らなくてもいいんじゃないかな〜と言われていました。
しかし、実際に手術中に呼吸の状態や鼻を見た医師に、やっぱり鼻の手術もした方がいいと言われたのです。
鼓膜チューブを入れてから1年の経過と今回扁桃腺を取る手術をすることになった娘の経過。
同じようにお子さんが中耳炎や睡眠時無呼吸で悩んでいるお母さんやお父さんの少しでも参考になればと思い私と娘の体験談を残そうと思います。
目次
子どものいびきと睡眠時無呼吸症候群
おじさんとかがすごいいびきで呼吸止まるイメージだけど、実は子どもでもなることがあるんだって。
よくいびきをかく子やあまりにも寝相が悪い場合なんかは怪しいので検査してもらうといいかも…
いびきの原因はアデノイド増殖症じゃなかった?
扁桃腺肥大と初めて診断される
我が子、よくいびきをかいて寝ています。
結構大きないびきのこともあるけど、たいていは気にならない程度のいびき。
まさか呼吸が止まっているとは全く気付いていませんでした。
娘の無呼吸は検査で発覚しました。
娘は地元の小さな耳鼻科からの紹介で家の近所の大きな総合病院を紹介してもらい鼓膜チューブの手術を受け、その後も通院治療をしていたのです。
鼓膜チューブを入れて1年くらい経過をみてからアデノイドの手術をしましょうと主治医から言われており、そのような経過になると思い1年間毎月1度通院していました。
ところがいざ手術の話になったときに我が家では困ったことが起きました。
通っている病院は兄弟の面会が一切禁止されていたのです。
まだ母乳を飲み私にべったりの1歳の息子。
入院期間は1週間なので、平日の昼間は保育園があるけど週末などは息子がいると病院に行けないことになりますよね…
私は兄弟の面会できる病院を探し、そこに紹介してもらい病院を変えるという選択をしました。
後から考えると、これがとても良いことだったなと思います。
紹介してもらった病院も大きな総合病院です。
初めて会う先生、レントゲンや娘の喉・鼻をみて、
「あー、これは扁桃腺は取った方がいいかもね〜」と。
ん?
扁桃腺??
これまでアデノイド増殖症と診断されていてアデノイド切除の手術をするためにこの病院に来たんですけど!
そして、
「アデノイドはやっぱりレントゲンではそんなに大きくないから絶対取らなきゃって感じじゃないよ」とも…
結局、扁桃腺やアデノイドで問題になるのは呼吸を邪魔しているかどうからしいので睡眠時無呼吸の検査で無呼吸がなければ手術しなくてもいいよ〜と言われたのです。
扁桃腺やアデノイドは大きくなると息の通り道を塞いでしまうので呼吸が苦しくなったり、寝ている間に呼吸が止まったりするんだそう。
子どもの睡眠時無呼吸は日中の眠気だけじゃなく、集中力の低下(学力の低下)や低身長などにも関与するので絶対にほっておけないとのことでした。
まさか、娘の背が小さいのって無呼吸!?なんてね。
7歳の娘が睡眠時無呼吸の検査をしました
睡眠時無呼吸は鼻と指に小さな機械をつけるだけで簡単にできます。
入院とかは必要なく、検査の道具を借りて自宅で行いました。
鼻に管のようなものをつけ(呼吸しているか感知する機械)
指には体の中の酸素の量を測る道具をつけて検査します。
どちらも痛くないですが、小さい子だと気になって外しちゃったりでうまく検査できないこともあるとか。
娘の場合は寝ている間に外すことなく、しっかり検査できました。
検査結果は1週間後の外来でとのことで、予約日に外来へ。
結果は寝ている間に最大で19.9秒も息が止まっている立派な睡眠時無呼吸症候群でした。
約20秒も息をしていないなんて…
日中に眠くなったり集中力が落ちている様子などもなかったので驚いたしショックでした。
この結果で娘の手術が決定したのです。
扁桃腺を取る手術が決定
無呼吸もあるしアデノイドは取らなくちゃいけないのか〜と思っていましたが、なんと絶対に取らなきゃいけないのは扁桃腺の方でした。
娘の扁桃腺はかなり大きく、口を開けて「あー」と声を出すとはっきり見えるくらい大きいらしいです。
喉が痛いとこれまであまり言わなかった娘。
言われてみれば、過去に病院で「喉真っ赤だけど痛くないの?」と医師に聞かれても「痛くない」と言っていたなぁ。
自覚症状がないだけで扁桃腺が腫れていることは多々あったのかも…
とにかく大きくなった扁桃腺は呼吸の邪魔をするし、炎症を起こしやすくてよく熱を出す原因にもなります。
これはもう睡眠時無呼吸なら絶対に手術した方がいいですとのことでした。
アデノイドはというと、やはりレントゲンではそこまで大きく見えないから、実際に手術するときに口を大きく開くと見えるから、そのときに大きかったら取りましょうという方針となったのです。
つまり、
- 扁桃腺はとる
- アデノイドは手術中に取るか取らないかを決めて、必要があれば取る
このようにして、娘の手術が決まりました。
小学2年生の入院に付き添いっている?
小さな弟がいる我が家で困ったこと
ただ、部屋で1人なのと病院で1人なのは全く違うよね…
誰か一緒にいてくれないと絶対に入院しないと言われ困っちゃったよ。
ほとんどの病院は小学校就学前の幼児の場合は付き添いが必須となっています。
小学校に入ると必須ではないけれど、低学年の子の親はだいたい付き添っているように思います。
しかーし、小さな弟がいる我が家。
夜間の授乳などを考えると私は娘に付き添うことができません。
それに、もっと大きな問題があったのです…
たいていの病院は兄弟の面会が禁止
小児科に入院する場合、ほとんどの病院が中学生以下の兄弟の面会を禁止しています。
これは、小さい子は菌やウイルスを持っていることが多いので感染予防として禁止しているようですね。
昨年鼓膜チューブを入れ通院していた総合病院も兄弟の面会はダメとのことでした。
通院先の主治医にも「兄弟(の面会)いいところなんてないよ」と言われるほど…
夜間はおばあちゃんが泊まってくれることになり、娘もそれで納得しましたが、面会時間はずっと娘のそばにいたいと考えていた私。
兄弟の面会がダメなら息子が保育園に行っている間と、旦那さんの仕事が終わってからのわずかな時間しか娘のそばにいれません。
そこで片っ端から病院に電話をしました。
そこで、なんとネットでは小さい子どもの面会禁止と書いてあったのに電話では大丈夫と言ってくれた病院があったのです!!
大きな総合病院で評判も良かったので、即決で病院を変えることを決めました。
兄弟入院って聞いたことある?
兄弟入院という言葉を知っていますか?
文字通り、兄弟で一緒に入院することです。
小さい子の入院でお母さんが付き添う場合、育児の協力を得られない環境にあるときに兄弟入院を許可してくれる病院があります。
これも最近ではほとんど受け入れてくれないようですが、私が移った病院は相談次第では許可が出そうな感じでした。
もし、本当に周りに頼れる人が居なくて小さい兄弟がいるのに入院しなくちゃいけない〜なんて人は病院に電話すると色々と教えてくれると思いますよ。
私は、おばあちゃんや旦那さんの協力があるので兄弟入院はしませんでした。
個人差はあるけど小学校低学年は付き添いしてることが多い
今回の小児科病棟の入院では、小学校3年生までの子は親が夜間も泊まって付き添いしていました。
もちろん娘も私が付き添えないのでおばあちゃんに付き添ってもらいましたよ。
やはり夜は寂しいし怖いので1人では無理〜とのこと。
ちなみに同室の6年生の女の子は付き添いなしでしたが、全く寂しくないと言ってましたね。
これも個人差なのでしょうが…
お父さんが付き添っている子も多かったように思いました。
入院が長期になるとお母さんの体力的な問題や他の兄弟がいる場合の影響を考えてお父さんに協力してもらうのも必要だと感じました。
ただし、病院によっては付き添いの性別で部屋を決めることがあるようです。
入院する病棟に詳しく確認してみるのがいいかなと思います。
扁桃腺を取る手術が決まるまでの7歳の娘の経過のまとめ
だらだらと書いてしまったので、ここで娘の経過をまとめてみたいと思います。
娘のこれまでの経過まとめ
0歳〜 中耳炎を繰り返す
6歳 聴力の低下があり両耳鼓膜チューブ挿入(A病院)
7歳
- アデノイド増殖症のためアデノイド切除手術を勧められるが兄弟面会不可の病院のため病院を変える
- B病院初診、アデノイドはたいしたことないが扁桃腺を取った方がいい。
- アデノイドを切除するかどうかは手術で実際に鼻の奥を見て決めることになる
- 手術にて両扁桃腺とアデノイドを切除する
娘には睡眠時無呼吸があるので手術を強く勧められました。
当初、アデノイドの切除は中耳炎の改善のためでしたが病院を変えたことで扁桃腺も取ることになったのです。
もし、元々の病院で手術を決めていたらアデノイドの切除だけだったので無呼吸は治らなかったのかもしれません。
まぁ、扁桃腺をとっても睡眠時無呼吸が治る確率は8割で残りは治らないらしいですが…
どちらにせよ私は今の病院に入院して手術して良かったと思っています。
入院・手術についてはまた次回の記事で。
同じく中耳炎やアデノイド、扁桃腺肥大で悩んでいる方の参考になると嬉しいです。