こんにちは。
早坂マーガレットです。
暑いですね。
私の住んでいる北海道でさえも暑いです。
本州各地では猛暑日が続いているようですし、酷暑なんて言われていますね。
ちなみにこの辺の用語をちらっと解説すると、
夏日→最高気温が25℃以上の日
真夏日→最高気温が30℃の日
猛暑日→最高気温が35℃以上の日
真夏日にもなっていない北海道の私が暑いなんて言ったら反感かいそうですね、、、
ところで
先日、衝撃的な事件がありましたね。
小学校1年生の男の子が学校で熱中症になり死亡したというニュースです。
これは事件ですよ。
暑くて亡くなったんだから事件じゃなくて事故か病気のような感覚になってしまいそうですが、もう殺人って言いたい程の事件なんですよ。
詳しいことも報道されているのでご存知の方が多いと思いますが、説明しておきますね。
7月17日午前中に愛知県豊田市の梅坪小学校の校外学習に参加した小学1年生の男子児童が学校に戻った後に熱中症によって意識を失い、その後死亡しました。
学校から1キロ程離れた公園へ出かけ、30分ほど遊んだ後にまた徒歩で学校へ戻ったようです。
出発前に亡くなった男児は「行きたくない」と言っていたようですし、行き帰りの途中では「疲れた」と訴えていたそうですが、先生たちに励まされながら歩いたそうです。
そして、学校へ戻った後に口唇が紫に変色し、意識が遠のいたため119番したということです。
行きたくないとか疲れたとか言ってるのに励ますだけですよ。
この日はすでに気象庁から猛暑日のため外出は控えるように言われていたんです。
励ますとか寄り添うとかじゃなくて、水分取らせないと!保健室に連れて行かないと!!
てゆうか、外出危険とか言われてる日に校外学習するかよ。
考えられない。子どもの命を預かっているという自覚はないんでしょうか。
私にも小学1年生の娘がいますが、公園で遊ぶのはきっと生活の授業の一環ですね。
学校説明会でも言われましたが、今の小学校はカリキュラムがどんどん変わってきていて授業数が増えてきているそうです。始業式や終業式の日も午後まで授業がありますし、私の娘の学校では授業時間を確保する為に遠足が廃止になりました。
そんななかで授業中止にする決断は一教師には難しかったのかもしれません。
しかし、そんなの言い訳ですよ。
暑さは危険です。
でもなによりも危険なのは、外出に対する警告を無視し授業を遂行させようとする精神だったり、目的を達成するために(授業を計画通りに実行するために)子どもに目を向けない、優先順位の1番が子どもではなくなっている点ではないでしょうか。
大人が正しい判断をしていたら、救えた命ではないのでしょうか。
すごく腹立たしいし、悲しいです。
こんな酷い事件があったのに、学習能力がないのか同じようにして子どもが熱中症になるニュースが後を絶ちません。
世の中の保護者のみなさん
愛する子どもを守れるのは親しかいないかもしれないですよ。
同調圧力に飲まれることなく、子どもを守ってあげて欲しいです。
そこで、看護師でもある私の目線から子どもの熱中症対策を考えてみたいと思います。
まず、本当に大切なことですが
学校にクーラーがない、使えない状況の場合や課外活動が予定されている場合、猛暑日など外出が危険と言われる日は学校を休ませましょう。
学校の先生が正しい判断をしてくれると思ったら大間違いだったというのは今回の件で分かりましたよね。こんなに暑い日にクーラーがなければ、学校に行っても勉強なんて頭に入りませんよ。万が一、熱中症になれば最悪亡くなってしまうんです。たった数日間休んでも、健康でいてくれたらそれでいいんじゃないかなって思います。
水筒持参と言われたが中身は水かお茶しか許されない場合は、学校に連絡しましょう。
水分だけとっても脱水になります。これは医学の知識がなくても少し考えれば分かりそうですが、汗はしょっぱいですよね。汗をかくと失われるのは水分だけではないんです。塩分、ミネラルも失われます。水だけ飲んでも熱中症になるんですよ。
体にはナトリウムが必要なんです。
つまり塩です。
水だけ摂取すると体の中の塩分濃度が低くなります。そうすると、体はもとの状態に戻るようにできていますから、これ以上塩分濃度を下げないように反応します。
その結果、水を尿として出してしまうのと、水分が体に入ってくると塩分濃度が下がるので、水が飲みたくなくなるという反応が起きます。
このようにして、水だけ飲んでも脱水状態になり、熱中症になってしまうんですよね。
水分補給には塩分がセットと考えてください。
「ジュースだからだめ」と言う学校が多いようですが、このような水分の仕組みを知らないんでしょうかね。汗がしょっぱいことくらい子どもでも知っていますよ。学校にダメと言われても説得させられる知識をもちたいものです。
どうしても水かお茶と言われれば教育委員会に相談する手もありますが、まずは学校を休むか最低でも水に塩(できれば精製塩でなくミネラルが含まれている自然塩がいいです)を少量混ぜて持たせてください。
一般的な熱中症対策について
・水分と塩分をこまめにとること
・熱のこもらない衣類の工夫(色の薄いもの、汗を吸収させるためにシャツなどの下着を着ること、素材は綿などがいい)
・帽子をかぶる(首の後ろも日よけになっているとなおいい。持っていなければ安全ピンでつけれる)
・冷却グッズの活用(冷やす場合は、くびや脇の下など太い血管が通っている場所を冷やす。おでこは意味ない)
などです。
気象庁のホームページでもっと具体的なことが書いてます。
ちなみに、気象庁はクーラーを使うことを推奨しています。
小学校低学年の場合はこんなこともあるので気をつけてください、、
我が娘、学校の課外活動のため水筒持参で学校へ行きましたが一口も飲まずに帰宅しました。理由を聞くと、水筒のふたが開かなかったからだそうです。
えーーーー
いつも使っているやつなのに。
なんなら5歳から使っていて、5歳でも開けられたのに。
その日に限って開かなかったようです。
なぜ、先生に開けてと言わなかったのか聞きましたが、別に喉乾かなかったからとかもごもご話してました、、、
担任の先生はとても優しいので言えば絶対に開けてくれるので本当に喉乾いてなかったのかもしれませんが、前は給食のときにも課外活動で残った飲み物を飲んでいたので、きっと言えなかったんだろうなと思います。
次回からは学校に持たせる前にふたが開くかチェックしなければと思いました。
こんなこともあるんです。
このご時世、子どもの命が守れるのは悲しいかな保護者だけかもしれません。
大切な子どもがいつまでも元気に過ごせるように気をつけましょうね。